音楽の力で人々を魅了し、踊らせるDJの世界。DJ業界は近年、急速に拡大しており、その勢いは増すばかりです。その舞台裏で、一つの要素が決定的な役割を果たしています。それは、DJ用パソコンとその魂とも言えるソフトウェアです。
音源を保存・管理するDJソフトの入ったPCと、それに対応したDJ機器を接続してDJする事から、PCDJとも呼ばれます。
DJ用パソコンにおいては、
・今持ってるパソコンだと、DJソフトの動作が重すぎる。
・DJに必要なパソコンのスペックってどのくらい?
・快適にDJソフトを使うにはいくらくらいのパソコンがいる?
等の疑問を持つ方がたくさんいらっしゃいます。
本記事では、DJ用パソコンに必要なスペックと、おすすめのパソコンを紹介していきます。
DJ用パソコンの推奨スペック
DJパソコンは、主に以下の機能を果たします。
音楽制作:
DJは異なるトラックを組み合わせてミックスし、オリジナルの音楽を制作します。
ライブパフォーマンス:
ライブでのDJセットやクラブでの演奏に使用されます。
録音と再生:
DJは自身のミックスを録音し、オーディエンスやファンと共有することができます。
DJパソコンは、単なる再生装置を超えて、アーティストが自分の音楽を創り上げ、ライブでオーディエンスに届けるためのクリエイティブなプラットフォームへと進化しています。
昔のDJ用パソコンは単一の機能に特化し、できることもかなり限られていましたが、今日ではパソコンの高性能化や、ソフトの多機能化により、DJに幅広いクリエイティブ状況を提供しています。
DJ用パソコンを探す際の指標には、DJソフトの公式サイトに記載してあるパソコンスペックがありますが、これは快適に動作でするというより、最低限の動作スペックであることが多いです。
この推奨スペックを高めに設定すると、他社のDJソフトより動作が重いととらえられてしまう可能性があるので、会社側もなるべく低めに設定してしまうという理由もあるかもしれません。
本記事におけるDJ用パソコンスペックは、最低限動作するのではなく、日常的にDJソフトを快適に使えるパソコンスペックを載せていきます。
OS
DJ用パソコンのOSとして、WindowsとMacという2つの選択肢がありますが、それぞれ特徴やメリットがあります。
Windowsパソコンのメリット:
1. 多様なハードウェアの選択肢:
Windowsパソコンは、様々なメーカーから多様なハードウェアが提供されています。日本だと、マウスコンピューターやツクモ・ASUSや富士通など。というより、Apple以外のPC会社は全部Windowsパソコンです。これにより、予算や性能に合わせて柔軟に選択できます。
2. カスタマイズ可能性:
Windowsパソコンは、ハードウェアやソフトウェアのカスタマイズが比較的容易です。プロのDJは、自身のニーズに合わせてシステムをカスタマイズすることができます。
3. ゲーミングパフォーマンス:
Windowsパソコンは、ゲーム向けの高性能なハードウェアが豊富にあります。これがDJソフトウェアの快適な動作にも寄与します。
4. 価格競争力:
一般的に、Windowsパソコンは同等の性能を持つMacよりも価格が競争力があります。予算を抑えつつ性能を求める場合、Windowsが選択肢になります。
Macパソコンのメリット:
1. 安定性と信頼性:
Macは、ハードウェアとソフトウェアの統合が密接であり、安定性と信頼性が高いとされています。これはライブパフォーマンスでの安定性が求められるDJにとって重要な要素です。
2. インテグレーション:
macOSとAppleのハードウェアはシームレスに統合されています。これにより、他のAppleデバイスとの連携がスムーズであり、クラウドサービスも利用しやすいです。
3. ビジュアルデザインとビルド品質:
Macは美しいデザインと高いビルド品質で知られています。これは多くのプロのDJにとって、パフォーマンスだけでなく見た目や質感も重要な要素となるでしょう。
4. カスタマイズを求めないユーザー向け:
カスタマイズをあまり求めず、シンプルで使いやすい環境が好ましいユーザーにとっては、Macが適しているかもしれません。
正直、WindowsもMacもDJ用パソコンとして、何かが不便だったり、片方にしかできないようなことは基本的にありません。
ただ、Windowsパソコンがパソコン市場の9割を占めます。価格が安く、個人的にもおすすめ。
DJ用としてだけでなく、PCゲームなども想定しているなら、絶対にWindowsパソコンです。MacではPCゲームで遊ぶことは想定されておらず、プレイするのは難しい。
【OS:Windows/Mac】
OS | Windowsのほうが安い。 PCゲームなども想定しているなら、 絶対にWindowsパソコン。 |
CPU
CPUはパソコンの頭脳のような役割を果たします。回路の制御やデータの演算など、パソコンになくてはならないパーツです。
DJ用パソコンにおいて、CPUは最重要と言っていいパーツです。
特にリアルタイムでエフェクトをかけたり、複雑なミキシングを行う場合は、高性能なCPUが不可欠です。
以下に、CPUの主な役割と必要な性能をわかりやすく説明します。
音楽再生とビートマッチング:
CPUは音楽ファイルを読み込み、再生します。また、ビートマッチングと呼ばれるプロセスでは、異なるトラックのテンポを合わせるために、正確なタイミングで音楽を同期させる必要あり。
ミキシング:
複数の音源をブレンドし、ミキシングするためにCPUが使用されます。これにはレベルの調整やクロスフェードなどが含まれます。
エフェクト処理:
フィルターやディレイ、リバーブなどのエフェクトを適用する際に、CPUが計算処理を行います。エフェクトのスムーズな適用や変更は、CPUの性能に依存します。
ライブパフォーマンス:
DJがリアルタイムで操作を行う場合、CPUはその操作に対応し、遅延やフリーズなしにスムーズなパフォーマンスを提供する必要があります。
CPUはIntel社の「Core i」・AMD社の「Ryzen」の2種が市場の大多数を占めます。値段や性能から考えても、この2択。どちらでも構いません。同じくらいのコストパフォーマンスです。
DJ用パソコンのCPUには、Intel Core i5以上、またはAMD Ryzen 5以上が必要です。これらのブランドやモデルは高いパフォーマンスを提供し、安定した動作が期待できます。
「Core i」「Ryzen」ともに、数字が大きいほど高性能です。
ただし、低性能なCPUである「Atom」「Celeron」「Pentium」は、選んではいけません。動作どころか起動も怪しいレベルです。
【CPU性能】
Atom | ダメ |
Celeron | ダメ |
Pentium | ダメ |
Core i3 Ryzen3 | 厳しい |
Core i5 Ryzen5 | OK!(ほとんどのDJソフトで 快適に動作する) |
Core i7 Ryzen7 | OK!(人気。複雑・高度な 操作にも耐える) |
Core i9 Ryzen9 | OK!(これ以上はない 理想のCPU) |
メモリ
メモリ(RAM)は、アプリケーションやファイルの素早い読み書きに重要な役割を果たします。ざっくりいうと、CPUの補助的な役割です。
DJソフトやサンプリング用のサウンドライブラリを効率的に処理するためには、十分なメモリ容量が必要です。
以下に、メモリの主な役割と必要な性能について説明します。
音楽データの読み込みと再生:
メモリはDJソフトウェアが使用する音楽データを一時的に保持します。これにより、トラックの再生や素早い切り替えが可能になります。
ミキシングとエフェクト処理:
複数のトラックをミキシングする際や、エフェクト処理を行う際にメモリが使用されます。高性能なCPUと十分なメモリがあれば、これらの処理がスムーズに行えます。
オーディオバッファ:
オーディオ信号のバッファリングにメモリが利用されます。これにより、安定した音楽再生とライブパフォーマンスが可能になります。
アプリケーションの動作に必要なデータ:
DJソフトウェアや関連するアプリケーションが実行される際に、その動作に必要なデータがメモリに読み込まれます。
DJ用ソフトの多くは、8GB以上のメモリを推奨しています。しかし、これはどちらかというと最低限の容量で、実際には16GB以上の大容量メモリ推奨。
16GB以上なら、複数のトラックやエフェクト処理を同時に扱うことができ、より多くのタスクを同時に処理できます。
総じて、メモリはDJ用パソコンにおいて安定性やパフォーマンスに直結する重要な要素です。十分な容量と高速なメモリがあれば、多くのトラックやエフェクトを同時に処理し、スムーズなDJ体験が可能になります。
【メモリ(RAM)容量】
8GB | ギリOK |
16GB | OK(推奨) |
32GB | OK(予算に余裕が あるなら) |
グラボ
グラボ(グラフィックボード)は文字通り、グラフィック処理に特化したパーツです。GPUとビデオメモリ(VRAM)、あとは冷却装置などで構成されています。
CPUとメモリをそれぞれグラフィック処理に特化したのが、GPUとビデオメモリという感じです。
DJ用パソコンには、それほど重要なパーツではありません。
一応、美しいグラフィカルユーザーインターフェースやディスプレイ出力には一定の役割があります。特にライブパフォーマンスやビデオミキシングを行う場合は、高性能なグラフィックスカードが向いています。
以下に、グラボの主な役割と必要な性能について説明します。
インターフェースの描画:
DJソフトウェアのウィンドウやコントロール、波形表示などのインターフェースの描画にGPUが関与します。高性能なGPUは、なめらかでリアルな表示を提供します。
ビジュアルエフェクト:
クエストラックやエフェクトの視覚的な表現にもGPUが関わります。GPUの性能が高いほど、エフェクトの描画が滑らかで美しいものとなります。
グラボはNVIDIA社の「GeForce」とAMD社の「Radeon」の2択。どちらでもOKです。
DJ用途においては、ミドルレンジからハイエンドのGPUが一般的に使用されます。NVIDIA GeForce GTX 1050以上やAMD Radeon RX 560以上が推奨。
数字が大きいほど高性能です。
【グラフィックボード性能】
グラボは重要か | それほど重要ではない。 最低限あればOK。 |
グラボ性能 | NVIDIA GeForce GTX 1050以上 AMD Radeon RX 560以上 |
ストレージ
DJ用パソコンにおけるストレージ(HDDやSSD)は、音楽データやDJソフト、関連するファイルを保存し、迅速なデータアクセスを可能にします。
HDDは容量当たりの値段が安い代わりに処理速度が遅く、SSDはHDDに比べると値段が高いですが処理速度が速い。
DJソフトのインストール先には、SSDが必須です。高速な読み書き速度を提供し、起動時間やデータの読み込みが迅速に行えます。
ただし、大容量のHDD(Hard Disk Drive)も補完的に使用されることがあります。これにより、高速なSSDと大容量なHDDを組み合わせ、速さと容量のバランスを取ることができます。
以下に、ストレージの主な役割と必要な性能について説明します。
音楽データの保存:
DJ用パソコンには大量の音楽データが保存されます。ストレージはこれらのデータを安全かつ迅速にアクセスできるようにします。
DJソフトと関連ファイルのインストール:
DJソフトやその他の関連アプリケーション、プラグインなどはストレージにインストールします。
ライブセットやプロジェクトの保存:
DJが作成したセットやプロジェクトはストレージに保存され、後で再度アクセスできるようになります。
高速な読み込みと書き込み:
ストレージの性能が高いほど、音楽データの読み込みや書き込みが速くなり、DJの作業がスムーズに行えます。
DJソフト本体をはじめ、大量の音楽データや関連ファイルを保存するためには十分な容量が必要です。最低でも100GB以上のSSD容量は欲しい。
基本120GB以上のSSDを搭載しているパソコンがほとんどなので、ストレージ容量もそこまで気にする必要はありません。
あくまでDJ用についてのみの話なので、これに加えてPCゲームや動画編集などを考えている場合は、どのくらいストレージを使うかじっくりと考える必要はありますが。
【ストレージ:種類と容量】
ストレージ | SSD |
容量 | 人によるが、 最低でも100GBは欲しい |
推奨スペック【まとめ】
今までの内容から、DJ用パソコンは以下のようなスペックが推奨されます。
CPU | Core i5以上 Ryzen5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
グラボ | 最小限でいい |
ストレージ | SSD。容量は人によるが、 最低でも100GBは欲しい |
DJ用パソコンはデスクトップPCかノートPCか
DJ用のパソコンを選ぶ際にデスクトップPCとノートPCのどちらがおすすめかは、DJの個々のニーズや好みに依存します。
以下は、それぞれの特徴とメリットになります。
デスクトップPCのメリット:
1. パフォーマンス:
デスクトップPCは通常、同価格帯のノートPCに比べてより高い性能を提供します。プロのDJは複雑なミキシングやエフェクト処理を行うことがありますが、デスクトップPCはこれらをスムーズに処理することが期待できます。
2. 拡張性:
デスクトップPCはノートPCよりも拡張性が高いです。必要に応じてメモリやグラフィックスカードをアップグレードすることが可能で、将来の拡張に備えることができます。
3. 冷却性能:
大型のデスクトップPCは冷却システムが十分に搭載されていることが多く、長時間の使用や高負荷のタスクにおいても冷却性能が良好です。これにより、安定したパフォーマンスを維持しやすいです。
4. 価格と性能のバランス:
同価格帯のノートPCに比べ、デスクトップPCはより高い性能を提供することができるため、価格と性能のバランスが取りやすいです。
ノートPCのメリット:
1. ポータビリティ:
ノートPCはコンパクトで軽量なため、持ち運びやすく、場所を取らずに設置できます。ライブパフォーマンスや移動中の制作においては便利です。
2. 省スペース:
ノートPCはデスクトップPCよりもスペースを取らないため、限られたスタジオスペースやライブパフォーマンスの場での設営がしやすいです。
3. インテグレーション:
ノートPCはデスクトップPCよりもハードウェアとソフトウェアの一体型が多いため、シームレスな統合が期待できます。これにより、安定性が向上することがあります。
4. 外部デバイスとの連携:
ノートPCはUSBやThunderboltポートを利用して外部デバイスとの接続が容易です。これにより、外部のミキサーやコントローラーとの連携がスムーズに行えます。
デスクトップPCとノートPCのどちらがおすすめかは、主に使用する環境や好みによります。
スタジオでの制作においてはデスクトップPCが優れたパフォーマンスを発揮しやすい一方で、ライブパフォーマンスや移動中の制作においてはノートPCのポータビリティが重要となります。
一般的には、スタジオとライブの両方で使用する場合、デスクトップPCとノートPCの組み合わせも一つの選択肢です。
ただ、DJといえばライブと言っても過言ではなく、ノートパソコンを購入する方が圧倒的に多いです。
【デスクトップPC/ノートPC】
デスクトップか ノートか | デスクトップの方がコスパ高。 ライブではノートPCのほうが 場所を取らないためオススメ。 |
どちらがいい | スタジオ制作のみならデスクトップ、 ライブ用ならノートPC。 |
DJ用ソフトと必要スペック
有名なDJソフトウェアにはSerato DJ、rekordbox、Traktor などがあります。
他にも優れたソフトはたくさんありますが、多すぎると見るのが面倒になると思うので3つに限定しています。
使用するDJソフトによる必要スペックの違いというよりは、DJソフトに必要な大まかなスペックを把握しやすいように記載した項目なので、それほど深く考えなくて大丈夫です。
Serato DJ
Serato DJは、知名度・人気ともに世界No1のDJソフトです。PCDJの礎を築いたといっても過言ではないソフト。
直感的なUIで初心者にも扱いやすく、Serato FlipやSerato Pitch 'n Time DJなど、拡張機能が豊富。多くのDJコントローラーとも高い互換性があります。
最低スペック | 推奨スペック | |
OS | ・Windows 10,11 ・Mac 11,12,13 | ・Windows 10,11 ・Mac 11,12,13 |
CPU | ・Intel core i5または AMD Ryzen 5 3000以上 ・Apple M1/M2 | ・第8世代Intel core i9(*)または AMD Ryzen 7 5000以上 ・Apple M1/M2 |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
グラボ (VRAM) | 512MB(Serato Video 専用 1GB以上) | 専用2GB以上 |
容量 | 15GB以上 (SSD) | 15GB以上 (SSD) |
*推奨スペックのCore i9の第8世代はかなり昔の規格なので、最新世代で考えるとCore i7相当になります。
最低スペックは、公式サイトにも「最適な体験が得られない可能性があります」と記載してあるので、あまり期待しないほうがいいです。
推奨スペックは、公式による高性能仕様(High performance specifications)です。低レイテンシーのスクラッチ、ライブストリーミング、3つ以上のデッキとのミキシング、Serato Videoの使用などの要求の厳しいタスク向けとなっています。
本格的な使用には、推奨スペック以上のパソコンを用意したいところです。
ちなみに、グラボのビデオメモリ(VRAM)の512GBはもちろん、2GBも、最低限のグラフィックボードであれば備えているので心配する必要はあまりないです。
CPU性能を最優先に考えましょう。
rekordbox
rekordboxは、DJ機材で最も人気がある「Pioneer DJ」ブランドが開発しているソフトで、近年人気が高まっているソフトです。
Pioneer DJ製品とのシームレスな連携だけでなく、強力なエフェクトとサンプリング機能や、パワフルなトラック管理システムを備えています。
動作環境 | |
OS | ・Windows 10,11 ・Mac 11,12,13 |
CPU | ・Intel Core i9, i7, i5, i3 Intel Core i9, i7, i5 (Video機能) AMD Ryzen 1000 以降のCPU ・Apple M1, M1 Pro, M1 Max, M2 |
メモリ | 4GB以上のRAM 8GB以上のRAM (Video機能) 16GB以上のRAM (TRACK SEPARATION機能) |
容量 | 2GB以上 |
最低も推奨もいっぺんに記載されているので少しわかりづらいですが、
最低スペックなら
・Core i3以上
・メモリ4GB以上
推奨スペックなら
・Core i5以上
・メモリ8GB以上
と考えると大丈夫です。
少なくとも推奨スペック以上のパソコンを用意したい。
Traktor
多機能性が魅力で、プロにもファンが多い印象。
動作環境 | |
OS | ・Windows 10,11 ・Mac 11,12,13,14 |
CPU | ・Intel Core i5 または同等のCPU ・Apple M1,M2 |
メモリ | 4GB以上 |
容量 | 1GB以上 |
推奨スペックとしては、
・Core i5以上
・メモリ8GB以上
メモリが4GBだと、さすがに心もとないです。
DJ用パソコンはどこで買うのがいい?
パソコンの購入先の候補としては、
・Amazon/楽天/Yahoo shoppongなどの大手ECショップ
・BTO(Build To Order:受注生産)と呼ばれるパソコン専門ショップ
・家電量販店
などが挙げられます。
DJ用パソコンは、BTOでの購入をオススメします。具体的には、マウスコンピューターやパソコン工房、ツクモ、フロンティアなどです。
まず、同じ性能であれば、間違いなくBTOのパソコンが一番安いです。
AmazonなどのECショップは、そもそもBTOから依頼されての販売、手数料の分だけ高いです。直接、BTOから買ったほうが安いです。
家電量販店はシンプルに値段が高い。
また、BTOはシンプルで、余計なソフトがついてくるといった面倒ごとがありません。
不要なソフトがあると、それだけで容量を無駄に消費してしまい、さらに動作そのものが遅くなってしまう危険性もあります。
BTOパソコンは、届いたらDJに必要なソフトをインストールすれば、すぐにDJ作業に取り掛かることができます。
DJ用パソコンのように、複雑かつ高負荷な作業に必要な高性能パソコンは、BTOでの購入一択です。
どこで買う? | BTO一択 |
DJ用パソコン Q&A
簡単なQ&Aです。
Q1: DJパソコンの性能はどのように影響しますか?
A1: DJパソコンの性能は音楽再生の安定性やエフェクト処理のスムーズさに直結します。高性能なパソコンでなければ、複雑なミキシングやリアルタイムな操作が難しくなります。
Q2: DJ用ソフトウェアの選び方にポイントはありますか?
A2: 使用したい機能やスタイル、予算によって異なります。Serato DJ Proは直感的で初心者向け、Traktor Proはエフェクトに強みがあります。選択は個人の好みによるものです。
Q3: DJ用パソコンのCPUやメモリの要件はどの程度必要ですか?
A3: DJ用パソコンにおいては、Core i5かRyzen5以上のCPUや16GB以上のメモリが望ましいです。これにより、複雑な操作やエフェクト処理にも対応できます。
Q4: SSDとHDD、どちらがDJ用ストレージに適していますか?
A4: SSDがおすすめです。高速な読み書き速度で音楽データやプロジェクトの迅速なアクセスが可能です。ただし、大容量のHDDも予備ストレージとして有用です。
Q5: DJ用パソコンはどこで購入すればいいですか?
A5: WindowsパソコンならBTOメーカー一択です。マウスコンピューターやツクモ、パソコン工房などが有名で、安いです。
DJ用パソコンのおすすめ6選
DJにオススメのパソコンをご紹介していきます。
DJ用パソコンでは、最重要パーツであるCPUの性能を重視して選んでいます。
・CPU:Core i5/Ryzen 5以上
・メモリ:16GB以上
・グラボ:最低限あればいい
・ストレージ:100GB以上欲しい
上記の基準を目安に、おすすめのパソコンを選んでいます。
DJ用ノートパソコンのおすすめ3選
ノートPC1
⇒ 【マウスコンピューター】mouse B5-A5A01IS-C価格 | 69,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Ryzen 5 5625U メモリ:8GB SSD:256GB (NVMe) GPU:AMD Radeon グラフィックス |
解像度 | 1920×1080 |
サイズ 重量 |
15.6インチ 約1.62kg |
公式サイト | mouse B5-A5A01IS-C |
DJ入門用のノートパソコンです。安い。
CPUは、Ryzen 5 5625U。DJ用パソコンのCPUとしては合格ライン。
メモリが8GB。DJ用としては少し心もとないので、カスタマイズ画面で16GBに増量したいです。
8GB⇒16GB(+7,700円)
CPU[Ryzen5以上]・メモリ容量[16GB以上]の条件だと、この8GBメモリ搭載のノートパソコンを16GBにカスタマイズするのが、一番安いです。
価格が抑えめですが、CPU性能がしっかり備わっています。
DJ用パソコンを求めているが、予算が限られている方にオススメのノートパソコンです。
公式サイトで見る >
ノートPC2
⇒【マウスコンピューター】mouse K5-I7GM5BK-A価格 | 149,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Core i7-12650H メモリ:16GB SSD:512GB (NVMe) GPU:GeForce MX550 |
解像度 | 1920×1080 |
サイズ 重量 |
15.6インチ 約1.97kg |
公式サイト | mouse K5-I7GM5BK-A |
本格的なDJ環境を求めている方に最適なパソコンです。
CPUはCore i7-12650Hを搭載し、メモリは16GB。
優れたコストパフォーマンスと使いやすさが特徴。快適なDJソフトの使用が可能です。楽曲の読み込みやキューイング、ライブ録音などのタスクも高速に処理します。
リーズナブルな価格帯でありながら、優れたCPUとメモリを搭載しています。
初心者から上級者まで、幅広くオススメできる高性能パソコン。
ノートPC3
⇒【マウスコンピューター】DAIV Z6-I9G70SR-A価格 | 359,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Core i9-13900H メモリ:32GB SSD:1TB(NVMe) GPU:RTX 4070 |
解像度 | 2560×1600 |
サイズ 重量 | 16インチ 約1.60kg |
公式サイト | DAIV Z6-I9G70SR-A |
CPU[Core i9-13900H]搭載のノートパソコン。Core i9はCPUの規格として、最高クラスのスペックを誇ります。処理速度は爆速です。
GPU性能も高く、動画編集など、より高負荷な作業にも使えるハイスペックノートパソコン。
外出先でこのパソコンを開けば、即座に本格DJ作業を開始できます。
複数の楽曲を同時に処理したり、高負荷のエフェクトを使用しても、全くストレスになりません。
理想のクリエイティブ環境を味わえます。
公式サイトで見る >
DJ用デスクトップパソコンのおすすめ3選
デスクトップPC1
⇒【パソコン工房】STYLE-M07M-134-UH5X価格 | 96,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Core i5-13400 メモリ:16GB SSD:500GB(NVMe) GPU:UHD Graphics 730 |
重量 | 記載なし |
公式サイト | STYLE-M07M-134-UH5X |
[Core i5-13400]はCore i5の新世代CPU。旧世代のCore i7並みの性能を誇ります。
入門用としてリーズナブルながら、十分なパフォーマンスを発揮。
初心者にも取り入れやすい価格帯となっており、自宅でのDJ作業を中心に考えている方におおすすめのデスクトップパソコン。
公式サイトで見る >
デスクトップPC2
【マウスコンピューター】mouse MH-I7U01価格 | 169,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Core i7-14700 メモリ:16GB グラボ:UHD Graphics 770 SSD:500GB (NVMe) |
重量 | 約6.8kg |
公式サイト | mouse MH-I7U01 |
CPU[Core i7]の最新世代[Core i7-14700]搭載のデスクトップパソコン。
デスクトップパソコンのCore i7は、ノートパソコンのCore i7よりも性能は一段階上と考えていいです。
楽曲の再生やミックス、エフェクトの追加など、サクサクと高速で処理します。
本格的なDJ作業もサクサクと快適。
デスクトップPC3
⇒【マウスコンピューター】mouse MH-I9U01価格 | 194,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Core i9-13900 メモリ:16GB SSD:500GB (NVMe) GPU:UHD Graphics 770 |
重量 | 約6.1kg |
公式サイト | mouse MH-I9U01 |
超高性能なDJパフォーマンスを提供するモデルです。
最新・最高スペックのCPU[Core i9]シリーズを搭載しており、複雑な音楽プロジェクトでもスムーズに作業ができます。ストレスとは無縁でしょう。
映像を絡めた楽曲制作もお手の物。
用途は多岐にわたり、DJだけでなく、ゲーミングPC・動画編集などの作業もサクサクこなします。
まとめ
DJという魅惑の舞台に立つためには、まず、最適なパートナーとなるDJパソコンとソフトウェアの選択が不可欠です。
本記事では、その選び方や基本知識から、おすすめのソフトウェアまでを解説してきました。
DJパソコンの選択は、まさに音楽の新たな旅へのスタートです。
自分のスタイルや目的に合った最適なものを見つけ、未知なるサウンドの世界への一歩を踏み出し、新たな音楽の旅に出発しましょう。
パソコンを使用して音楽を作成編集するDTM(Desk Top Music:デスクトップミュージック)に必要なパソコン・機材についての記事や、DTMデスクのおすすめについての記事もありますので、もしよければご覧ください。
ご自身で選びたい方は
DJに使用するパソコンをご自身で選びたい方は、BTO(Build To Order)メーカーからの選択がおすすめです。
以下のBTOメーカーがコスパ・品質ともに優れており、おすすめです。ボタンをクリック・タッチで公式サイトに飛べますので、良ければご利用ください。
【公式サイト】
本サイトには、BTOメーカーの比較・おすすめ記事もあります。興味がある方は、以下のBTO比較記事もご参照いただければと思います。
【BTO比較記事】
マウスコンピューター …………商品数が多く、一部にとても安いパソコンが売られるケースがあります。乃木坂46のCMでも有名ですね。現在は、ホラン千秋さんやマツコ・デラックスさんが広告塔を務めていらっしゃるようです。
パソコン工房 …………老舗のBTOメーカー。価格はBTOメーカーでも最安の部類。昔からの根強いファンがいらっしゃる印象があり、個人的にはマウスコンピューターと並んでオススメのBTOメーカー。
ツクモ ……TSUKUMO(ツクモ)。期間限定のセールを積極的に行っている印象。
パソコン工房 …………老舗のBTOメーカー。価格はBTOメーカーでも最安の部類。昔からの根強いファンがいらっしゃる印象があり、個人的にはマウスコンピューターと並んでオススメのBTOメーカー。
ツクモ ……TSUKUMO(ツクモ)。期間限定のセールを積極的に行っている印象。
本サイトには、BTOメーカーの比較・おすすめ記事もあります。興味がある方は、以下のBTO比較記事もご参照いただければと思います。
【BTO比較記事】