ゲーミングPC・動画編集用PC、どちらもここ数年で急激に聞くようになった言葉ですね。
YouTubeをはじめとするインターネット文化の普及によって、オンラインのPCゲームや動画編集という言葉がずっと身近なものになっています。
YouTubeのゲーム実況動画にPCゲームは外せませんし、YouTuberと動画編集は切っても切れない関係にありますよね。
この記事では、ゲーミングPCと動画編集用PCの違いや、両方こなすのに必要なパソコンについて解説しています。
それでは以下、詳しく解説していきます。
ゲーミングPCと動画編集用PCの違い
ゲーミングPCはGPU(グラボ)が最重要パーツであるのに対し、動画編集用パソコンはCPUが最重要パーツです。ゲーミングPC | 動画編集用PC | |
CPU | 重要 (Core i5/Ryzen5以上が望ましい) |
超重要 (Core i7/ryzen7以上が望ましい) |
GPU | 超重要 (GeForceGTX1650/Radeon RX 590~) |
編集ソフトによっては不要 |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 500GB | 500GB |
*CPU:パソコンの頭脳。処理速度を担当。インテル社の[Core]、AMD社の[Ryzen]が人気。
*GPU:映像(グラフィック)の処理速度を担当。NVIDIA社の[GeForce]、AMD社の[Radeon]が人気。
*メモリ:CPUやGPUの補助
*SSD:データ保存や、PC起動やソフト起動を高速処理。保存媒体としてはHDDもあるが、遅い。ゲーミングPCや動画編集などの高スペックが必要なパソコンはSSD搭載型が基本。
ゲーミングPCは、CPU・GPUともに性能が高いので、動画編集もある程度こなせるパーツ編成になっています。
対して動画編集用パソコンは、編集ソフトによってはGPU性能を必要としないため、GPUを搭載していない機種も存在します。
GPU未搭載だと、PCゲームはプレイできません。
よって、
ゲーミングPC:動画編集も可能
動画編集用PC:GPUがない機種だとPCゲーム不可
となります。
つまり、悩んだらゲーミングPCを買えばOKということです。ゲーミングPCならCPU・GPUともに高性能であることが保証されており、動画編集も可能。
ゲーミングPCは多くのメーカーで専用のブランドを持っています。マウスコンピューターなら「G-Tune」と「NEXTGEAR(オンライン限定)」。パソコン工房なら「LEVEL」。ドスパラなら「ガレリア」。
YouTubeでは、ゲーム実況者などが広告塔になっていたりしますね。
動画編集用パソコンは、必ずしもGPU性能を必要としません。
GPUを搭載していない機種も多い。
動画編集でGPUを必要とするかどうかは、編集ソフトによって違います。
簡潔に言うと、
無料の編集ソフトは、機能が少なく、高度な動画編集ができないので、必要とするPCスペックも低い。
よって、CPUだけで編集処理にすべて対応できる。
有料の編集ソフトは、多機能で、高度な動画編集が可能。必要とするPCスペックも高くなります。
大半の有料ソフトは、GPU性能の補助を前提としています。
GPUを搭載していないタイプの動画編集用パソコンだと、ゲーミングPCとしては使えないので注意が必要です。
【関連記事】
・CPU:Core i5/Ryzen5以上
・GPU:GeForce GTX1650/Radeon RX 590以上
くらいですね。
上記スペックを満たしていれば、
PCゲームを遊ぶときは、フルHD画質で60FPSがでる。
動画編集をするときは、フルHD画質で基本的な編集がストレスなくできる。
PCゲームで100FPS(数値が高いほどヌルヌル動く)なら画質を下げる必要があり、
動画編集ではフルHD画質でも長時間だったり高度編集になるとカクつく。
GPU不要の動画編集ソフトとは
動画編集用パソコンは、必ずしもGPU性能を必要としません。
GPUを搭載していない機種も多い。
動画編集でGPUを必要とするかどうかは、編集ソフトによって違います。
簡潔に言うと、
動画編集ソフト | GPU性能 |
無料ソフト | 不要 |
有料ソフト | 必要 |
無料の編集ソフトは、機能が少なく、高度な動画編集ができないので、必要とするPCスペックも低い。
よって、CPUだけで編集処理にすべて対応できる。
有料の編集ソフトは、多機能で、高度な動画編集が可能。必要とするPCスペックも高くなります。
大半の有料ソフトは、GPU性能の補助を前提としています。
GPUを搭載していないタイプの動画編集用パソコンだと、ゲーミングPCとしては使えないので注意が必要です。
【関連記事】
PCゲームと動画編集の両方をこなせるPCスペックは?
最低限備えておきたいスペックとしては、・CPU:Core i5/Ryzen5以上
・GPU:GeForce GTX1650/Radeon RX 590以上
くらいですね。
上記スペックを満たしていれば、
PCゲームを遊ぶときは、フルHD画質で60FPSがでる。
動画編集をするときは、フルHD画質で基本的な編集がストレスなくできる。
動画編集ではフルHD画質でも長時間だったり高度編集になるとカクつく。
費用を抑えたいならゲーミングPC
ゲーミングPCは、GPUほどではないもののCPUも重要なパーツなので、ゲーミングPCと銘打たれるパソコンはいずれもCPU性能は高い。よって、ゲーミングPCは動画編集用としても使えます。
・CPU:Core i5/Ryzen5以上
・GPU:GeForce GTX1650/Radeon RX 590以上
上記のCPU・GPUを備えた機種は、ゲーミングPCのほうが多い。
動画編集用パソコンから選ぶと、間違えてGPU性能が低い、もしくはGPUが未搭載のパソコンを購入してしまう可能性が無きにしも非ず……かもしれない。
(この記事を読んでくださっている方は、GPU性能が必須であることが理解していただけているので心配は不要かもしれませんが)
高額ならどちらから選んでも同じ
ゲーミングPCと動画編集用PCは、高額になり高スペックになるほど、違いが無くなってきます。
編集ソフトによってはGPUを必要としないといっても、超高性能CPUのCore i9搭載パソコンほどになると、無料編集ソフトでは正直役不足になります。
無料編集ソフトだと、動画容量が大きいだけで操作がカクついたりします。
編集ソフトによってはGPUを必要としないといっても、超高性能CPUのCore i9搭載パソコンほどになると、無料編集ソフトでは正直役不足になります。
無料編集ソフトだと、動画容量が大きいだけで操作がカクついたりします。
超高画質である4Kにはそもそも無料の編集ソフトは対応していないものが多いですね。
本格的な動画編集になると、GPU補助ありきの有料動画編集ソフトでないと厳しくなってきます。
4K画質ならPCゲームも動画編集も、現存する最高のスペックを持つパソコンを選ぶ必要があります。
・CPU:Core i7/Ryzen7~
・GPU:geForce RTX4070/Radeon RX 7700 XT~
本格的な動画編集になると、GPU補助ありきの有料動画編集ソフトでないと厳しくなってきます。
4K画質ならPCゲームも動画編集も、現存する最高のスペックを持つパソコンを選ぶ必要があります。
・CPU:Core i7/Ryzen7~
・GPU:geForce RTX4070/Radeon RX 7700 XT~
ゲーミングPCもGPU性能だけ高いと、CPU性能が足を引っ張ってしまい、本来の性能を発揮できません(ボトルネック現象)。
ボトルネック現象が起きないように、GPUが高性能なゲーミングPCには、CPUも高性能なものが使われています。
結果的に、ゲーミングPC・動画編集用PCどちらも、CPU・GPUが高性能になり、違いが無くなってきます。
値段でいうと、30万円を超えてくるパソコンだと、ゲーミングPCも動画編集用PCも中身は似たような構成になっているものが多い。
ノートパソコンは高Hzモニターが必須
ノートパソコンのモニターの性能の一つに、リフレッシュレートというものがあります。
リフレッシュレートは、ディスプレーが1秒間に何回、新しい画像を描画できるかを指します。
ゲームなどのキャラクターがどれくらい滑らかに動けるかを表す指標です。
単位はHz(ヘルツ)で、ゲームをしないのであれば60Hzあれば十分ですが、ゲーミングPCとしての用途を想定しているのであれば、100Hzは欲しいところです。
100Hzあれば、キャラクターが現実の人間さながらの動きを堪能できます。
160Hzあれば、FPSなどのコンマ一秒の動作が勝敗を分けるゲームでも、非常に快適です。
現状のモニターでは、240Hzくらいが最高スペックですが、個人的には160Hzでも十分すぎる性能だと感じます。
高Hzのモニターを備えているノートパソコンは、基本ゲーミングノートPCにしか搭載されていないケースが多いため、PCゲームと動画編集のどちらもやりたいノートパソコンであれば、ゲーミングノートPCから選ぶほうが間違いがありません。
両刀デスクトップPC
【マウスコンピューター】NEXTGEAR JG-A5G60(コスパ最高峰のゲーミングPC。高画質&サクサク動作でプレイ)価格 | 129,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Ryzen 5 4500 グラボ:GeForce RTX 4060 メモリ:16GB SSD:1TB(NVMe) |
重量 | 約8.6kg |
公式サイト | NEXTGEAR JG-A5G60 |
NEXTGEAR JG-A5G60。
多くの候補パソコンの中で、一番コストパフォーマンスが高いのが、このPCです。
このスペックでこの値段は、破格の安さ。
CPU[Ryzen5]は、Ryzenシリーズの人気CPU。
ゲーミングPCとしてはもちろん、CPU性能が最重要である動画編集においても、非常に優れたCPU。
GPU[GeForce RTX 4060]はゲーミングPCとして非常に高い性能を発揮してくれます。
動画編集においても、動画の書き出しなどで力を発揮。
このスペックなら、フルHD画質で144fpsが望めます。
WQHD(2560×1440)でも100fps、4Kでも60fps弱くらいの数値が出ます。
[NVMe SSD]は[SSD]の上位版ですが、[HDD]と[SSD]のような劇的な違いはなく、「あ、ついてるんだ、ラッキー」くらいの存在です。
[SSD]の時点で処理速度はとても早く、CPUやGPUの足を引っ張ることがほぼないからです。
両刀ノートPC
【マウスコンピューター】NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(コスパ最高峰。プロゲーマーからも高い評価を誇るゲーミングPC)価格 | 169,800円 |
---|---|
OS | Windows |
スペック | CPU:Ryzen 7 7840HS グラボ:GeForce RTX 4060 メモリ:16GB SSD:500GB (NVMe) |
モニター | サイズ:16インチ 解像度:1920×1200 Hz:165Hz対応 |
重量 | 約2.29kg |
公式サイト | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
*Hzは数値が大きいほど液晶画面がヌルヌル動作。
60Hzが普通。144Hzがヌルヌル。240Hzは最高峰。
(液晶画面の性能なので、ノートPCのみ)。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A。
60Hzが普通。144Hzがヌルヌル。240Hzは最高峰。
(液晶画面の性能なので、ノートPCのみ)。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A。
マウスコンピューターの人気ノートPC。
CPU[Core i7-7840HS]は、GPU[GeForce RTX 4060]の性能を100%引き出します。
高性能CPU・GPUに加え、16GBのメモリ、ヌルヌル動作が可能な165Hz対応の液晶。
ノートパソコンはデスクトップに比べると、同名パーツでも性能は一段階落ちるので、デスクトップ版のGPU[GeForce RTX 4060]に比べると少し劣りますが、それでも多くのPCゲームで、フルHD画質/100fpsほどが狙えます。
コスパの高さでは、ゲーミングノートPCの中でも随一です。
数年に渡りいくつものPCゲームを、フルHD画質・高fpsで遊びたい方には理想的なゲーミングノートパソコンです。
人気メーカーから選ぶ方は
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【公式サイト】
マウスコンピューター
…………商品数が多く、一部にとても安いパソコンが売られるケースがあります。乃木坂46のCMでも有名ですね。ホームページには、マウスに扮した可憐な乃木坂46のメンバーさんの姿も。
フロンティア ……普段も安いが、セール時の値段はBTOメーカーでも最安の部類です。個人的にはマウスコンピューターと並んでおすすめのBTOメーカー。
パソコン工房 …………老舗のBTOメーカー。価格はそこそこ安い。昔からの根強いファンがいらっしゃる印象があります。
フロンティア ……普段も安いが、セール時の値段はBTOメーカーでも最安の部類です。個人的にはマウスコンピューターと並んでおすすめのBTOメーカー。
パソコン工房 …………老舗のBTOメーカー。価格はそこそこ安い。昔からの根強いファンがいらっしゃる印象があります。
ゲーミングPCなどの高性能パソコンを販売している会社は、BTO(Build To Order)と呼ばれています。
直訳すると特注品ですが、高性能パソコンの販売に特化したメーカーのことです。
上記3社以外にも多くのメーカーがあります。
興味がある方は、下記記事よりご参照いただければ幸いです。
【詳細記事】