新型[Kindle Oasis]は防水だけじゃない。メリット7選を紹介



Kindle Oasisとは

Kindle Oasis

「Kindle Oasis」は、2017年10月に発売された電子書籍リーダーKindle端末の最新機種です。

Kindle Oasisといえば、Kindle端末で初の防水機能を備えていることが挙げられますが、他にも優れた機能が多くあります。

①画面(ディスプレイ)サイズが大きい
②光の自動調節機能(LED12個)
③ページ送りが速い
④持ちやすい
⑤軽く感じる
⑥物理ボタンがついている

です。防水を含めると、7つの長所があります。

まずは、Kindle端末のメリットについて軽く触れた後に、「Kindle Oasis」の優れた機能の詳細をご紹介していきたいと思います。






そもそもKindle端末とは


Kindle端末は、電子書籍Kindleストアを運営しているAmazonが生産・販売しています。

Kindle端末の最大の特徴は、e-inkというe-ink社が発明した電子ペーパーと呼ばれる表示画面です。

電子機器にもかかわらず、紙の本を画面にそのまま差し込んだような表示画面で、スマホやタブレットのような光のまぶしさが全くないのです。

太陽の光による反射もなく、まさに紙のような読み心地を実現しています。

目に刺激の強いブルーライトがないだけでなく、光を発さないのでバッテリーの稼働時間が非常に長いです。

1日30分の使用時間であれば、8週間バッテリーが持つという検証結果が出ています。


「Kindle Oasis」は電子書籍による読書体験をさらに快適に過ごしてもらうために発明されました。


以下、「Kindle Oasis」の特徴・メリットを、他Kindleシリーズと比較しながら説明していきます。





Kindle Oasisの特徴・メリット一覧

Kindle Oasis メリット

Kindle Oasisの最も大きな特徴として、Kindle端末で初めて防水機能が付加されたことがよくメディアでも取り上げられています。

しかし、Kindle Oasisの優れたところは防水機能だけではありません。

防水機能のほかにも、Kindle Oasisが他Kindle端末シリーズよりも秀でた機能があります。

それは5つ。

画面サイズが他Kindle端末より1インチ大きい。(他は6インチ、Oasisは7インチ)
1インチ=2.54センチメートル
光の自動調節機能が12段階あり、最も幅広い

数値化されていないですが、

ページ送りのスピードが速い
④握り部分にグリップがあり、持ちやすい
⑤重心が握りの部分にあり、軽く感じる

以上、5つです。防水機能と合わせると6つの優れた機能が「Kindle Oasis」にあることになります。


以下、Kindle全5種類の機能面を表にまとめてみました。


KindleKindle PaperwhiteKindle Paperwhite
マンガモデル
Kindle VoyageKindle Oasis
解像度167 ppi300 ppi300 ppi300 ppi300 ppi
画面サイズ6インチ6インチ6インチ6インチ7インチ
重量161gWi-Fi : 205g
Wi-Fi + 無料3G : 217g
205gWi-Fi : 180g
Wi-Fi + 無料3G : 188g
Wi-Fi : 194g
Wi-Fi + 無料3G : 194g
容量(ストレージ)4 GB4 GB32 G4 GB8 GB / 32 GB
ライト機能なしあり-LED 4個使用あり-LED 4個使用あり-LED 6個使用
自動調整機能付き
あり-LED 12個使用
自動調整機能付き
防水機能なしなしなしなしあり
ページ送りタッチスクリーンタッチスクリーンタッチスクリーンタッチスクリーンページめくりボタンタッチスクリーンページめくりボタン
ネット回線Wi-FiWi-FiまたはWi-Fi + 無料3GWi-FiWi-FiまたはWi-Fi + 無料3GWi-FiまたはWi-Fi + 無料3G
背景黄色、太文字:優れている部分
背景黄色+太ピンク文字:非常に優れている部分


いかがでしょうか。
Kindle最新機種の「Kindle Oasis」は、Kindle端末の最上位機種とも言い換えることができます。

他のKindleシリーズにあって「Kindle Oasis」にない機能は一つもありません。



数値化されていませんが、ページ送りの速さも初期型Kindle(無印とも呼ばれます)よりも速いです。

持ちやすさ・軽さという点でも優れています。

代わりに、値段は最上位なだけあって、最も高額になっています。

値段
Kindle8,980円
Kindle Paperwhite14,280円
Kindle Paperwhite
マンガモデル
16,280円
Kindle Voyage23,980円
Kindle Oasis33,980円


「Kindle Oasis」に3万円越えのお金を払ってまで手に入れる価値はあるのか。

後悔しない選択をしていただくために、上記の機能表一覧だけでは分からない「Kindle Oasis」についての詳細・メリットを各項目ごとに解説していきます。





防水機能

Kindle Oasis 防水

Kindle端末唯一の防水機能をもっている「Kindle Oasis」。

どの程度の防水かというと、風呂などの水中に沈んでも大丈夫という防水等級では最高レベルのIPX8です。

深度2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが公式で宣伝されています。


IPXとは、IEC(国際電機標準会議)規格IEC60529に規定された防水等級のことで、数字が大きくなるほど防水性能は高いです。

0級 
保護されていない
1~3級(防滴1,2型、 防雨型)
限定された角度(上空から)からの水滴~雨では有害な影響がない
4級 防沫型
水のしぶきによる影響を受けない
5級 防噴流型
水の噴流による影響を受けない(内部に水が入ることはある) 
6級 耐水型
水の噴流があっても内部に水が入らない
7級 防侵型
水中に没しても「水深1メートルに30分」までなら大丈夫
8級 水中型
7級以上の性能はすべてここ。


プールサイドやお風呂場などはもちろん、土砂降りの雨の中でも気にする必要がないようです。





画面サイズ


Kindle端末で最大のディスプレイサイズを誇ります。

他が6インチで、Kindle Oasisだけが7インチ。

分かりやすい例として、iPhone・文庫本と比較すると、

・iphone 8 4.7インチ
・iphone X 5.8インチ
・他Kindle  6インチ
Oasis   7インチ
・文庫本  7.1インチ

となります。

漫画が大きな画面で楽しめるだけでなく、小説の文字がさらに見やすくなっています。





光の自動調節機能

暗いところで読む場合でもKindle端末は、スマホやPC,タブレットよりも優れています。

日中は必要ないのですが、暗い場所だとライトがないと読めません。

Kindleのライト機能は、タブレットのようなバックライトではなく、フロントライトです。
フロントライトは、内部のライトがスクリーンを通して画面全体を照らすので、目に優しく読みやすいです。

Kindle Oasisはフロントライトの調整が12段階もあり、かつ、自動で調節してくれます。

その気になれば、外で朝から晩まで1日中、読書に没頭することができます。
(食事やお手洗いは行く必要がありますが)





ページ送り速度


Kindleはページ送りがモッサリしているという評価があります。

小説では1ページ読むのに時間がかかるので大した手間ではないのですが、漫画をサラサラ読みたいときはストレスに感じることがあります。

公式で言及されてはいませんが、動画を見ていただければわかるように「Kindle Oasis」は初期の「Kindle」よりページ送りが明らかに速いです。


ほとんど一瞬でページをめくれます。


「連続ページターン」という機能もあり、画面を長押しすることで、ページを高速でめくることもできます。
*ページターンはアップデートにより、Kindle全種に適応されているので、これはKindleそのもののメリットですね。


ページめくりボタン

「Kindle Oasis」と「Kindle Voyage」の2機種にのみ搭載されています。

ページをめくる物理ボタンで、ページ送りの快適さが段違いに良くなります。

(タッチスクリーンが駄目なのではなく、2種類あることでいい感じに操作しやすくなっています。スマホもタッチスクリーン&ボタンの2つで操作できる機種のほうがよくないですか?)

Kindle Oasisの大きなメリットの一つですが、Kindle Voyageにもあるので、Kindle Oasisだけのメリットとは言えないので、この位置での紹介になりました。





持ちやすく、軽い

Kindle Oasis グリップ

Amazon公式によると、人間工学に基づいた設計とのこと。凄いですね(よくわかってない)。

グリップがあり、そのグリップの重みで重心が手の中に納まります。

そのため、非常に持ちやすいだけでなく、軽く感じます。


タッチスクリーン・ページめくりボタン、どちらで読み進める場合でも、とてもページをめくりやすいです。

左右どちらの利き腕にも対応できるよう、端末を回転させても「Kindle Oasis」は上下を感知して自動で表示方向を合わせてくれます。





Kindle Oasis購入時の3つの選択肢

Kindle GB キャンペーン Wi-Fi

Amazonの商品ページには、サイズ・モデル・接続方法での選択肢があります。

それぞれ、

・サイズ 「8G」「32G」

・モデル 「キャンペーン情報つき」「キャンペーン情報なし」

・接続方法「Wi-Fi」「Wi-Fi + 無料3G」

となっています。好み・利用方法に適した選択肢を選びたいですね。


サイズ(容量)

サイズ(容量やストレージとも言います)。

8GB :数千冊の書籍、140冊以上の漫画が保存可能。
32GB:8GBの4倍のデータが保存可能。


32GBのほうが、8GBより小説や漫画を4倍多く保存できます。

32GBのほうが3,000円高くなります。


Kindle本は、「Cloud」に無料で無制限に保存可能なので、Wi-Fi環境が整った自宅などでの利用に限るなら、容量のことはあまり気にする必要がないことになりますね。

*Cloudは、データをインターネット上に保存するサービス。

外出先・オフラインの状況で利用したい場合は、容量は大きいほうがいいでしょう。




モデル(キャンペーン情報)

キャンペーン情報とは要するに広告のことです。

「キャンペーン情報つき」だと、パワーオフ中にアマゾンの広告が出ます。
ホーム画面だと画面下に出現します。

キャンペーン情報なしだと2,000円価格があがります。


キャンペーン情報を消すためには、パワーON後に毎回スワイプする必要があります。

広告により視覚的わずらわしさより、スワイプによる一手間が面倒です。



接続方法

「Wi-Fi+3G回線」バージョンだと、Wi-Fi環境がない場所でも3G回線による

・Kindleストア・Wikipediaへのアクセス
・Kindle本のダウンロード

が可能です。通信費用はAmazonが全額負担という形になっています。


価格は「Wi-Fi + 3G」バージョンのほうが6,000円高くなります。


電車での通勤時間などでも、欲しい本を探すことができます。


3G回線は、ドコモ回線と同じ電波を使用していて、日本国内でのみ繋がります。海外では使用不可となっています。





Amazonプライム会員による割引特典


Kindle Oasisはプライム会員限定の割引を受けることができます。

Kindle Oasisだと3,000円です。


Amazonプライム会員は30日間の無料体験ができるので、無料で3,000円安くなると言っていいですね。


もし、すでにプライム会員の無料体験をしたことがある方でも、月額400円からの契約が可能なので、2,600円お得に購入できます。

「Kindle Oasis」を購入する際は、プライム会員になっておきたいですね。

プライム会員でない方は、ぜひ登録しておきましょう。



公式サイト
Amazonプライム(30日間の無料体験)




まとめ

Kindle Oasisについての記事はいかがでしたか?

最新・最上位機種の「Kindle Oasis」は、防水以外にも多くの優れた性能・機能があることについてお届けしました。









Kindle端末全5種類の比較記事もありますので、よかったら御一読ください。


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それでは、失礼いたします。





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