NURO光のセキュリティがやばいという噂を人づてに聞いたり、SNSなどで目にすることがあるのではないでしょうか。
・NURO光のセキュリティには脆弱性がある
・自分は体験してないけど、人から危ないと聞いた
・TwitterでNURO光はやめとけと書いてある
など。
結論を先に述べると、NURO光のセキュリティがやばいというのは、NURO光独自のモノではなく、インターネットを利用する方には誰にでも起こりうるタイプの危険性です。
ではなぜ、数ある光回線の中で、NURO光のセキュリティがやばいと言われるのでしょうか。
この記事では、やばいと言われる理由を含め、NURO光のセキュリティについて詳しく解説していきます。
NURO光のセキュリティがやばいといわれる理由
NURO光のセキュリティがやばいといわれる理由は、実際には特にセキュリティ的な問題はないにも関わらず、誤解が広まっているためです。
NURO光は他の光回線と同様にセキュリティ上のリスクが存在する可能性がありますが、それはインターネットを利用する方であれば誰しも起こりうるタイプのものです。
具体的な理由としては、主に以下の3つが考えられます。
(不安視する理由)
1) 次世代通信規格IPv6を採用しており、知名度が低く不安が生じる。
2) 一部のONUがIPv6のファイアウォールに未対応であるため、セキュリティ上の懸念がある。
*ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)はコンセントにつなぎ、光信号をデジタル信号に変換する装置。
3)カスペルスキーが利用不可になり、NURO光Safeが新しくセキュリティソフトとして導入されたが、性能が不安。
これらセキュリティへの危険性への回答は以下のようになります。
(実際には)
1) IPv6は最先端の通信規格で、セキュリティ性が高いです。
2) ファイアウォール未対応のONUが貸し出される可能性は非常に低く、貸し出されてもファイアウォール対応のONUに変更可能。ONUでファイアーウォール機能が働いていなくても、WindowsやMacに標準搭載されているファイアウォール機能があるため、心配する必要はほとんどありません。
3)NURO光Safeは第三者機関であるAV-ComparativesやAV-TESTでも高く評価されており、ウイルス、トロイの木馬、ランサムウェアに対するセキュリティ機能はもちろん、オンラインバンキングの接続も保護します。 また児童へのインターネット使用時間の制限やWeb閲覧制限も可能です。
NURO光は光回線業者としては最近進出したばかりの部類に入るので、知名度やブランド力が低いために、「どんな企業?わからないから信用できない」というふうに心配する方もたくさんいらっしゃいますね。
しかし、NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが展開する光ファイバーサービスです。
企業としての地力の高さは保証されています。
また、NURO光は他の光回線業者に比べて、独自の技術・規格を多く採用しています。
・ダークファイバーという独自の回線
・G-PONという光ファイバー伝送技術
・IPv6という通信規格
などです。
ダークファイバーは利用者数が少ないため回線が混雑しにくく、結果的に回線速度が速くなりやすいです。
G-PONは最新の光ファイバー伝送技術であり、従来の約2倍の通信速度。最大2GbpsだせるのはこのG-PONのおかげです。
IPv6は新世代の通信規格で、セキュリティ性にも優れています。
これらの技術によってNURO光は他光回線業者と比べて、通信速度の優位性と、セキュリティレベルの向上がなされています。
2013年4月15日に開始したNURO光は、すでに全国に行き渡ったインターネット回線の市場に食い込むために、多額の費用を投資して、優れた技術と設備を投入しています。
今では、光回線と言えばNURO光といっても過言ではないほど、人気の光回線になっていますね。
しかし、NURO光のセキュリティ技術は優れており、他の光回線と比べて劣っているということは決してありません。
NURO光独自のセキュリティ技術もあり、むしろ優っているといっても過言ではありません。
この項目では、以下3つのNURO光のセキュリティ技術について詳しくご説明していきます。
・IPv6
この項目では、以下3つのNURO光のセキュリティ技術について詳しくご説明していきます。
・IPv6
・ONU
・NURO光Safe
IPv6
IPv6(Internet Protocol version 6)は、インターネットにおける通信プロトコルの1つで、IPv4(Internet Protocol version 4)の後継として設計されました。
最新の通信規格
インターネット通信にはインターネット上の住所にあたる、「IPアドレス」が必要になります。
ネット人口とネットサービスが爆発的に増えた結果、IPv4で割り当てられるIPアドレスに限界が近づいてきました。
IPv4は32ビットのアドレス空間を持っており約43億のアドレスを提供できますが、アドレスの枯渇が進んでいるため、IPv6では128ビットのアドレス空間を提供することで約340非リリアード(約340×10^36)のアドレスを提供し、アドレス不足の問題を解消しました。
約340澗(かん)個(340兆の1兆倍の1兆倍)という物凄く大きな数字です。
セキュリティレベルの向上
IPv6はセキュリティを強化するための機能をいくつか備えています。IPsec(IP Security)は、暗号化や認証などのセキュリティ機能を提供します。
一部の人々がIPv6に関連してセキュリティの懸念を表明していることがありますが、これは一般的なIPv6の問題ではありません。
IPv6自体にはセキュリティの問題はありませんが、実装や設定のミスによってセキュリティ上の脆弱性が生じる可能性があります。
例えば、IPv6のアドレス空間が広大なため、ネットワークの可視性が高まり、攻撃者にとって攻撃対象が増える可能性があります。また、IPv6に移行する際には、IPv4との互換性の問題や設定ミスによるセキュリティの脆弱性なども懸念されます。
したがって、IPv6自体はセキュリティに対するポテンシャルを持っていますが、適切な設計と運用が必要です。
適切なセキュリティ対策によって、IPv6ネットワークは十分に安全に運用することができます。
通信速度の改善
IPv6のヘッダーはIPv4のヘッダーよりもシンプルで効率的になっています。これにより、ネットワークの処理や経路選択などが高速化されます。
IPv6のシンプルなヘッダにより、パケット転送の際のルーティング処理による負荷が軽減されます。
ONU
ONUは(Optical Network Unit:光回線終端装置)はコンセントにつなぎ、光信号をデジタル信号に変換する装置です。
NURO光が提供しているONUは6種類ありますが、1種類だけファイアウォール未対応のONUがあります。
これは他のONUよりも明確な下位互換の機種で、ほとんど提供されることはありませんが、もしもの場合は上位機種との交換が可能です。
そもそも低性能なONUを提供すれば消費者からの苦情は必ず起きますし、SNS全盛の現在、そのようなことをすれば悪評が瞬く間に広がります。
型番 | ファイア ウォール |
最大速度 |
---|---|---|
ZXHN F660A | ◯ | 1300Mbps |
ZXHN F660T | ◯ | 450Mbps |
FG4023B | ◯ | 1300Mbps |
HG8045Q | ◯ | 1300Mbps |
HG8045J | ◯ | 450Mbps |
SGP200W | ◯ | 1300Mbps |
HG8045D | × | 450Mbps |
「ZXHN F660A」と「HG8045Q」がおすすめです。
「FG4023B」と「SGP200W」も同性能ではあるのですが、評判が上記2つにやや劣り、公式からも「ZXHN F660A」と「HG8045Q」がおすすめという声があります。
「HG8045D」が来たときは、絶対に交換しましょう。同一のメーカーの機種のみ交換が可能なので、「HG8045Q」と交換することになります。
高速通信規格の11acに未対応の3機種(ZXHN F660T・HG8045J・HG8045D)が交換可能で、それぞれ上位機種の「ZXHN F660A・HG8045Q・HG8045Q」と交換ということになります。
交換することになれば手間が一つ増えることは事実ですが、他の光回線とは違い、届いたら設定をいろいろ考える必要はなく、繋げばそこから快適なインターネット環境がまっています。
ONUの当たり外れを気にしてNURO光を利用するかどうか悩んでいる方は、気にする必要はないということをお伝えしたいです。
NURO光Safe
NURO光Safeは、セキュリティソフト(アンチウイルスソフト)です。
NURO光はカスペルスキーの提供を終了し、新たにNURO光 Safeというセキュリティソフトを導入しました。
カスペルスキーは優れたセキュリティソフトでしたがロシア製品だったため、2022年のロシア・ウクライナ問題後に提供を終了しました。国際情勢のリスクを鑑みた、世論を意識した動きですね。
新たに導入した「NUR光Safe」は、ウイルス対策、フィッシング対策、スパムメール対策など、多くの脅威から保護するためのセキュリティ機能が組み込まれています。
親子モードと呼ばれる自動のインターネット使用時間の制限やWeb閲覧制限も可能です。
NURO光Safeの中身はF-Secure SAFEというセキュリティソフトで、フィンランドのF-Secure社が提供しています。
第三者機関であるAV-ComparativesやAV-TESTでも高く評価されており、Nortonなどと同等の評価を受けています。
そもそもWindowsやMacに標準搭載されているセキュリティが高性能です。よほど危ないサイトを踏んで、かつセキュリティの赤い警告を無視し続けない限り、NURO光Safeの恩恵を受ける機会は少ないでしょう。
NURO光のセキュリティ以外のメリット
URL:https://www.nuro.jp/無料レンタル・設定不要
NURO光は、IPv6に対応している光回線であり、他の光回線と比べても利便性が高いです。
他の光回線では、IPv6に対応していても追加料金がかかったり、専用ルーターを用意する必要があることが多いですが、NURO光ではそういった手間はありません。
NURO光に契約すると、設置のためのONU(光回線終端装置)が無料でレンタルされます。
このONUにはIPv6の設定がすでにされており、ユーザー自身で追加の設定をする必要はありません。そのため、NURO光の工事が終わるとすぐに高速なIPv6回線に接続できます。
さらに、NURO光のONUにはWiFiルーター機能も組み込まれているため、別途ルーターを用意する必要もありません。無料で提供されるONUだけでインターネットに接続できます。
高速回線
また、IPv6の利点として、通信速度に直接的な影響を与えるものではありませんが、通信方式によって速度に違いが生じます。
IPv4はPPPoE方式に接続し、IPv6はIPoE方式に接続できるため、IPoE方式の方が速度低下を回避できます。そのため、NURO光のIPv6接続は高速です。
自動切換え
さらに、一部のサイトやゲームはIPv4にしか対応しておらず、完全にIPv6に切り替えるとアクセスできなくなる場合があります。しかし、NURO光では「デュアル方式」という技術を採用しており、IPv4とIPv6を自動で切り替えることができます。
他の光回線ではデュアル方式を利用するためには追加料金が必要ですが、NURO光では追加料金は一切不要です。そのため、心配することなくスムーズな高速通信を楽しむことができます。
Q&A
Q1: NURO光のONUは無料でレンタルされるんですか?
A1: はい、NURO光に契約すると、ONU(光回線終端装置)が無料でレンタルされます。これにより、追加の費用や手間をかけることなくNURO光の利用が可能です。
Q2: NURO光の通信速度はどのくらい速いですか?
A2: NURO光はIPv6接続によって高速な通信が実現されます。特にIPoE方式を採用しているため、通信速度の低下を回避できます。快適なインターネット体験が期待できます。
Q3: NURO光のデュアル方式って何ですか?追加料金は必要ですか?
A3: NURO光ではデュアル方式という技術を採用しています。これにより、一部のIPv4にしか対応していないサイトやゲームでも問題ありません。また、デュアル方式を利用するためには追加料金は必要ありません。自動でIPv4とIPv6を切り替えることができるため、スムーズな高速通信を楽しむことができます。
【まとめ】NURO光のセキュリティ
URL:https://www.nuro.jp/NURO光のセキュリティの危険性について噂が挙がるのは、NURO光独自の技術・設備によるもので、未知ゆえの恐怖心からくるものが中心でした。
実際には、NURO光のセキュリティ性能は光回線業者の中でも優れています。
NURO光はセキュリティ以外にも魅力的なメリットがあります。
まず、無料でONU(光回線終端装置)がレンタルされ、面倒な設定も不要です。ONUにはすでにIPv6の設定が済んでおり、工事が終わるとすぐに高速なIPv6回線に接続できます。
さらに、ONUにはWiFiルーター機能も備わっており、別途ルーターを用意する必要もありません。利便性が高く、手軽にインターネットに接続できます。
また、NURO光の通信速度も素晴らしいです。IPv6接続によって、通信方式の違いから速度低下を回避できます。特にIPoE方式を採用しているため、高速な接続が可能です。快適なインターネット体験が期待できます。
NURO光はセキュリティだけでなく、高速回線などの魅力的な特徴を持っています。快適なインターネット環境を求める方にはおすすめの光回線です。
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