買ったほうがいいと言うのは簡単だが、私は小説の新人賞を受賞した経験がありません。
小説家志望という時点で、同じ小説家を夢見る人たちにドヤ顔で指南してもかけらも説得力を持たせられないでしょう。
というわけで今回は、実際に小説家として第一線で活躍している人たちは、執筆ソフトに何を使っているかを検証していきたいと思います。
論より証拠。
売れっ子作家が使っているという事実に勝る論などないのです。書いててだんだん悲しくなってきたので、早速本題に入りましょう(#^.^#)。
川原礫さんは一太郎
まずはライトノベル作家では、一番の売れっ子といっても過言ではない川原礫さん。ソードアートオンラインのシリーズ累計発行部数は2000万部越えしています。
川原礫さんは一太郎を使っているようですね。川原礫さんは、一太郎を販売している会社からインタビューも受けています。数年前の記事ですが、今でも一太郎を使用しているんじゃないかな。(違ってたら申し訳ないです(;・∀・))
@enosirota ワードと一太郎は比率わかりませんが、IMEよりはATOK使ってる人のほうが多い気がするんですよね…— 川原礫;SAO19巻発売中 (@kunori) 2012年8月5日
ライトノベル作家の執筆ソフト
リンク:ライトノベル作家が使用しているソフト
引用になりますが、とても参考になるので。
だいぶ昔の記事ですが、とても多くのライトノベル作家の方たちの執筆ソフトが調べられています。
現在でもバリバリの人気作家が数多くいます。
43名のうち、
・一太郎が15名、
・Wordが18名(うちATOKシステムを使っているのが、1名)
・それ以外の方が10名(TeraPadなどです)
*一太郎でもWordでもないが、日本語ソフトはATOKという方が5名。
私がおススメしているATOKは21名の小説家が使っているようです。ほぼ半数ですね。Wordを使っている方は、Wordがいいというよりは、ほかのソフトを買ったりするのが面倒だからという理由が大半のようです。
一太郎と付随するATOKは本当にオススメなのですが、半数はWordで済ませているのも事実。
とにかく書いて応募するということが重要なんでしょうね。私は最近はあまり投稿できていません。多忙といえば簡単ですが、その中でも少ない時間を捻出して執筆している人も大勢いるはずですしね(;・∀・)。
編集は新人作家に一太郎を勧めている
どこで見かけたかは覚えていないですが、ライトノベル作家になった方は編集さんに一太郎を強くお勧めされるようですね。一太郎を買おうか悩んでいた時期に読んだので、強く記憶に残っています。個人的には、好きな作家さんの5本指に入る成田良悟さん(デュラララやバッカーノが有名)が一太郎オンリーと答えているのが印象的で、これも一太郎購入のきっかけになったきがします。
ミステリーの書き方
本題とは少しずれますが、「ミステリーの書き方」という小説を書くためのハウツー本にも執筆道具に関するアンケートがのっています。
この本の80ページに、「愛用している執筆道具は何ですか」という質問に対してプロの作家さんたちが答えています。
残念ながらパソコンの執筆ソフトは何かという答えではなく、パソコンか手書きかというアンケートですが。東野圭吾さんや宮部みゆきさんもこの質問に答えています。このお二人はどちらもパソコンですね。
ざっくりいうと、パソコンが60%、ワープロが20%、手書きが20%です。万年筆が6%(手書き20%に含めています)という結果に、何か感動を覚えたのは私だけでしょうか。北方謙三さんが万年筆を「躰の一部になっている」と答えています。……カ、カッコいい……っ!
思いのほか手書きが多いです。時代の流れとともにこの割合は減っていくのでしょうね。そもそもこの本自体が数年前の本(2010年刊行)なので、今、もう一度このアンケートに答えた作家さんに尋ねれば、結果も違ってくるかもしれません。
同人小説家をメロメロにする一太郎
同人小説といって、アマチュア(といっても、プロ顔負けの文章力をお持ちの方も大勢いらっしゃいます。また川原礫さんはプロ作家でありながら、コミケで自身の同人小説を販売してもいるので、アマチュアという定義が正しいかはわかりません)で活動している人たちの間でも一太郎2017が話題になっています。まとめ
一太郎を買う価値は間違いなくあります。Wordから一太郎にかえれば、執筆のしやすさに驚くことは間違いありません。半数ほどの小説家は、Wordなど執筆ソフトには頓着せずに執筆しています。
一太郎に変えることで、劇的に小説が面白くなるとは言えません。ですが、魅力的な機能が数多くあるのも事実。
特に一太郎のATOKという日本語ソフトは、創作に優れた刺激を与えてくれます。
私は学生時代にバイト代で買いましたが、お金に余裕がない学生さんなどはフリーのテキストエディタを使ってみて、満足するようなら買う必要はないと思います。
ただ、お金にある程度の余裕がある社会人の方などは、Wordで事足りると感じている方でも購入することをおススメさせていただきます。
ATOKの推測変換は、一度体験するとWordに戻ろうとは思えなくなります。
別記事に私の一太郎を含めた執筆ソフトの仕様歴と感想を書いているので、そちらもよければ目を通してみてください👍
ATOKが小説執筆にどのような好影響を与えてくれるかも詳しく述べています。
⇒小説の執筆ソフト使用歴とその感想。